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掲載開始日:2024年5月2日

最終更新日:2024年5月2日

子どもたちが古民家で柏餅作りと菖蒲投げを体験!

240502-2-14月29日(月・祝)、北区ふるさと農家体験館(赤羽西5-2-34、赤羽自然観察公園内)で、古民家年中行事「端午の節句を楽しもう」が開催され、区内在住の小学生10名が参加した。
子どもたちは、上新粉をこねてカマドで蒸した生地を杵と臼を使って搗きあげ、楕円形にして餡を包んだ後、再び蒸して柏の葉で包む、柏餅作りに挑戦した。
また、無病息災を願って菖蒲とヨモギの束を古民家の屋根に向かって投げ上げた後、「端午の節句」にまつわる話に熱心に耳を傾け、伝統行事にふれる貴重な体験を楽しんでいた。

(写真:五月人形の前でできあがった柏餅を手に記念撮影する子どもたちの様子)

北区ふるさと農家体験館(注1)では、昔ながらの年中行事を現代の子どもたちに伝えようと、年7回の体験教室を実施している。この日ひと足早く催された「端午の節句」にちなんだ教室には、区内在住の小学1年生から5年生までの子どもたち10名が参加し、柏餅作りや菖蒲投げ等を体験した。

まず子どもたちは、上新粉を耳たぶのような柔らかさになるまでこねて生地を作り、できあがった生地を適当な大きさにちぎってセイロに並べ、カマドで生地蒸しを行った。その間、子どもたちは無病息災を願い、強い香りで邪気を払うといわれる菖蒲とヨモギの束を屋根の上に投げ乗せる「菖蒲葺き」に挑戦。最初は苦戦していた子どもたちも、スタッフから投げ方のアドバイスをもらい、徐々にコツを掴んでいた。「惜しい!がんばれ!」と互いに声を掛け合いながら、古民家の屋根に向かって菖蒲を何度も力いっぱい投げ上げていた。また、北区飛鳥山博物館学芸員から「端午の節句」にちなんだお話があり、学芸員からの問いかけにも積極的に答えていた。

生地が蒸しあがると、杵と臼を使った餅つきに挑戦。子どもたちはスタッフと一緒に重い杵を持ち上げ、皆で一緒に声を出して回数を数えながら力強く搗いていく。なめらかに搗きあがった生地を一口大の楕円形に整え、二つに折って餡を包んでいく中では、「今までに柏餅は食べたことある?」などと子どもたちとスタッフで会話をしながら、楽しそうに作業を進めていった。その後、再度蒸して柏の葉に包み、柏餅を完成させると、子どもたちは「甘くてモチモチしている」「自分で作ったものだからより美味しく感じる」と、できたての柏餅を嬉しそうにほおばっていた。

参加した子どもたちは「柏餅をまた家でも作ってみたい。菖蒲投げは難しかったけれど楽しかった。色々な経験ができたので来て良かった。」とにこやかな表情で話してくれた。 

注1 北区ふるさと農家体験館

浮間地区に所在した江戸時代の民家(旧松澤家住宅)を、北区が主屋と倉屋を含めて寄贈を受け、区立赤羽自然観察公園内に移築復原したもの。
平成17年4月、文化財建造物を区民共有の財産として後世に伝えていくと共に、節分や七夕飾りなど年間を通した民俗行事の再現、また、わらじ編みや正月飾りなどの講習会の実施など、体験学習施設としてオープンした。

(令和6年5月2日プレスリリース)

お問い合わせ

北区ふるさと農家体験館
電話番号:03-5993-8361